今作は2000年秋に発売された『Canvas～セピア色のモチーフ～』の続編にあたり、前作の5年後が舞台となります。
新体制になり生まれ変わった「撫子学園」を舞台に新たなるヒロイン達との物語が今始まる。

主人公は、かつて画家を目指していましたが、ある挫折をきっかけに、その夢を諦め撫子学園の美術教師として勤めています。
絵に対する情熱だけは誰よりもあった彼が、その挫折以来筆を取ることすら戸惑い、好きなことを純粋に好きと思えなくなってしまった。
自分でも今のままでいいわけがないと思いながらも、流されるままに過ぎていく日々。
惰性にまみれていた彼の前に現れるヒロイン達。
心に様々な想いを秘めたヒロイン達との交流によって、本当の自分を取り戻していく、そんな自分探しの物語です。

芸術面に力を入れ、これまで何人もの画家を世に送り出している名門「撫子学園」。
撫子の精神は、才能という名の芽を開花させてあげるお手伝いをするというところにあり、最新の設備、最高の環境、スタッフを整えている、まさに生徒達のための場所だと言えるでしょう。

今作の舞台は前作の舞台にもなった撫子学園です。
5年前は才能ある生徒を使い売名行為的な心ない教育が行われていましたが、数年前に理事長が変わってから運営方式がガラリと様変わり、今では才能ある人材の教育に熱心な学園となりました。
また、それに伴って制服も一新。
前作の雰囲気、懐かしさを残しつつも新たなる撫子になっています。